ベンチマークと測定バイアス (SAP SQL Anywhere)
この記事のオリジナルは、Glenn Paulley が sybase.com に 2009 年 3 月に掲載したものです。その中で、Glenn はシンプルなベンチマークや測定バイアスへのフォーカスの危険性について語っています。
私は、ここ数週間、SQL Anywhere が関わるもの、関わらないものにかかわらず、公開されている複数のパフォーマンス分析を見てきました。
概して、これらの「ベンチマーク」は、非常にシンプルでした。シンプルなベンチマークは、複雑なものと比較して開発の努力は少なくてすむため、これは想像の範囲でしたが。
私が頻繁に目にするパフォーマンス分析に、例えばシンプルに 1 つのテーブルに行をできるだけ高速に挿入できるかというようなものがあります。「Knowing that value is a Good Thing (TM)」(その価値を知ることは良いことです) – そして、私たちのラボでもこれの(その他も)価値を判断するために特定のテストをします。しかしながら、データベースアプリケーションのパフォーマンス分析には、以下の 2 点を指摘したいと思います。
- ほとんどの場合、このようなシンプルなテストはアプリケーションの動作をうまく表していないため、あまり意味がありません。また
- シンプルなオペレーションのきめの細かいテストは、幅広いパフォーマンス要素に依存する可能性があり、効率性のわずかな差であってもテスト結果を大幅にゆがめてしまう可能性があります。
2 つ目について、Raj Jain 氏のパフォーマンス分析の書籍 [1] 「Common Mistakes and How to Avoid Them」(よくある間違いとその間違いを避ける方法) の第 2 章から以下を引用したいと思います。
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