2 種類のAdaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 用の2種類のODBC データソースの設定

この文書は、ODBC コネクティビティを使用して Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7.0.1 (918) と 7.0.2(1402) の両方を Windows2000 Professional で実行していることを前提としています。ただし、一般的なアプローチは他のビルド (つまり、ASA 7.0.1 (918) と ASA 7.0.1 (1165)) でも機能します。

Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7 の 2 種類のインスタンスを使用するための ODBC の設定:

前提:会社 ‘A’ は Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7.0.1 (918) を必要としており、会社 ‘B’ は Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7.0.2 (1402) を必要としている

必要な手順:

注意:これらの変更は ASA 用の 2 種類の ODBC ドライバを実行する場合に有効ですが、レジストリの変更は自己責任で行ってください。

会社 ‘A’ の ODBC ドライバの設定

1) レジストリ・エディタを起動して、必要な社名またはラベルを追加します。

a) [スタート] – [ファイル名を指定して実行] – [Regedit] (または Regedt32*) をクリックします。

b) “HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI\ の下で次の操作を行います。

“SybaseCompanyA701″ を追加します。

“SybaseCompanyA701 Translator” を追加します。

注意:SybaseCompanyA701 は任意の名前にすることができます。

2) 2 つのキー・エントリを設定します。最初のキーについては、次の文字列を追加する必要があります。

a) Driver
b) Setup

3) ‘Driver’ と ‘Setup’ の値を設定します。

a) Driver をダブルクリックして、次のように入力します。

C:\Program Files\Sybase\SQL ANYWHERE 701\WIN32\dbodbc7.dll

注意:これは、SQL Anywhere 7.0.1 (918) に属する dbodbc7.dll になります。

dll ファイルを右クリックし、プロパティを選択してからバージョンを選択すると、バージョンを確認できます。

b) Setup をダブルクリックして、次のように入力します。

C:\Program Files\Sybase\SQL ANYWHERE 701\WIN32\dbodbc7.dll

注意:a) の注意と同じです。

4) 次の文字列を ODBC Driver Key に追加します。

a) KEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI\ODBC の下で、’ODBCDrivers’ をダブルクリックします。

b) ‘SybaseCompanyA701′ という文字列を追加します。

c) ‘SybaseCompanyA701′ をダブルクリックします。

d) Installed という値を入力します。

5) 次の文字列を ODBC Translators Key に追加します。

a) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI\ODBC の下で、’ODBCTranslators’ をダブルクリックします。

b) ‘SybaseCompanyA701 Translator’ という文字列を追加します。

c) ‘SybaseCompanyA701 Translator’ をダブルクリックします。

d) Installed という値を入力します。

6) CompanyA701 の DSN を作成します。

a) [スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [管理ツール] – [データ ソース (ODBC)]をクリックします。

b) [システム DSN] タブをクリックします。

c) [追加] をクリックします。

d) SybaseCompanyA701 を選択します。

e) 必要な情報を入力します。[データベース] タブでは、全体のパスとエンジンへのパスを[開始] テキスト・ボックスに入力します。

注意:C:\Program Files\Sybase\SQL Anywhere 701\dbsrv7, …. (これは、会社 A に属するSybase サーバへのパスです)

7) 会社 B についても、まったく同じ手順を繰り返します。ただし、SybaseCompanyA701 ではなくSybaseCompanyB702 を使用します。

注意:

Regedt32.exe の使用

Windows 2000 には、Regedt32.exe (32 ビット) と Regedit.exe (16 ビット) という 2 種類のレジストリ・エディタが用意されています。Regedt32.exe は、systemroot\system32 フォルダに自動的にインストールされます。Regedit.exe は、systemroot フォルダに自動的にインストールされます。

Regedit.exe は、主に検索用として Windows 2000 に付属しています。Regedit.exe を使用してレジストリに変更を加えることは可能ですが、すべての機能やデータ型を正しく表示または編集できるわけではありません。Regedit.exe には、次の機能はありません。

.・レジストリ・キーのセキュリティは設定できない。この機能が必要な場合は、Regedt32.exe を使用する。

.・REG_EXPAND_SZ と REG_MULTI_SZ データ型の値を表示または編集できない。Regedit.exe を使用して REG_EXPAND_SZ の値を表示しようとすると、その値はバイナリ・データ型として表示される。また、上記のいずれかのデータ型を編集しようとすると、データ型が REG_SZ として保存されるため、そのデータ型は正しく機能しない。これらのデータ型を表示または編集するには、Regedt32.exe を使用する。

Microsoft は、検索用にのみ Regedit.exe を使用し、レジストリの編集が必要な場合は Regedt32.exe を使用することを推奨しています。

Regedt32.exe を起動するには、次の手順に従います。

1. [スタート] をクリックしてから、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2. Regedt32 と入力して [OK] をクリックします。