ページ・サイズによる SQL Anywhere データベースの カラム数の変化について
SQL Anywhere では、データベースのページ・サイズと、テーブルで定義可能なカラム数の間に関係があります。この関係は、次の表のようになります。
ページサイズ (バイト単位) | テーブルの概算の カラム数 |
1024 | 240 |
2048 | 490 |
4096 | 999 |
PowerBuilder を使用して SQL Anywhere データベースを作成している場合は、デフォルトのページ・サイズである 2048 バイトが使用されます。この場合は、テーブルで定義可能なカラム数は約 490 になります。ページ・サイズで定義されるカラム数を超えると、CREATE TABLE または ALTER TABLE で “Illegal Database” というエラーが発生します。
カラム数が多いテーブルを定義する場合は、SQL Anywhere の DBINIT.EXE コマンドを使用して、PowerBuilder 外部でデータベースを定義する必要があります。ページ・サイズを指定するには、”-p” スイッチを使用します。カラム数の多いデータベースの場合は、ページ・サイズとして 4096 バイトを指定することをお勧めします。
DBINIT.EXE については、PowerBuilder に付属の SQL Anywhere のマニュアルを参照してください。このコマンドを実行するには、Windows のプログラム・マネージャの [File] – [Run] を使用するか、PowerBuilder に付属の DBISQL.EXE プログラムを使用します。
bigdb という名前のデータベースを、4096 バイトのページ・サイズで c:\database ディレクトリで定義するには、次のコマンドを使用します。
DBINIT -p 4096 c:\database\bigdb
データベースの作成後は、そのデータベース用のプロファイルを PowerBuilder で定義する必要があります。