TECHNOLOGY
Tips !(使用上のテクニック)
対象バージョン : Adaptive Server Anywhere 6.0、7.0
対象OS : Windows95/98/ME ,WindowsNT/2000
ST0205026
非アクティブ接続の切断と活性タイムアウト
Tips !
- 非アクティブ接続の切断
これは、指定した時間(デフォルト240分)の間要求を送信しなかった接続を切断します。
ここで言う要求とは、実際のトランザクション等DBに対する要求を指します。
設定方法は以下のとおりDBサーバの起動スイッチで指定します。
[ dbsrv7 | dbeng7 ] -ti minutes (時間を分単位で指定)
また、-tiに0を指定すると非アクティブ接続を切断しません。
使用例としては、アプリケーションを起動した状態で、長時間DBへのアクセスがない運用があるが 接続を維持しておく場合などがあります
– 活性タイムアウト
接続が維持されていることを確認するため、クライアント/サーバ間で TCP/IP または SPX 通信 プロトコルを介し、定期的に活性パケットの送信が行われています。
活性パケットの送信自体は指定したタイムアウト値の4分の1の間隔で行われ、応答がなければ接続 が切断されます。(デフォルトではタイムアウト値は120秒です。)
サーバでの設定方法は以下のとおりDBサーバの起動スイッチで指定します。
[ dbsrv7 | dbeng7 ] -tl seconds (時間を秒単位で指定)
タイムアウト値に0を指定した場合については、活性パケットでのタイムアウト のチェックは行いません。
クライアントではODBCデータソース・ネットワークタブにて指定します。
サーバ/クライアント共にデフォルト値は120秒になります。
[注意点] このタイムアウト値を極端に短くした場合、その4分の1のタイミングで活性パケットが送信されますので、 ネットワーク負荷が高くなり、通信障害が発生する可能性があります。
使用例としては、ネットワークの状態が不安定でネットワークが切断されることが頻繁に発生する場合に、 活性タイムアウト値または-tlに0を設定するか、タイムアウトまでの時間を大きくすることで解消される 場合があります。