TECHNOLOGY

Tips !(使用上のテクニック)

対象バージョン : Adaptive Server Anywhere 7.0、8.0
対象OS : Windows95/98/ME ,WindowsNT/2000

ST0209031

クライアントよりサーバ・メッセージを取得する方法

Tips !

通常は、データベースサーバ上のサーバ・ウィンドウで確認するまたは、データベースサーバ起動スイッチにて -O コマンド・ライン・オプションを使用してサーバ・ウィンドウ出力を任意のファイルに出力する方法があります。

Ver8で新たに追加されたsa_get_server_messages システム・プロシージャを使用すればクライアントからDBISQLにて同プロシジャを Call することで結果セットとしてサーバ・メッセージを取得することができます。

 (例)
  call sa_get_server_messages (1)

この例では、メッセージの行番号1から後続するすべてのメッセージ行をローとして返します。ですのでメッセージの最初、Copyright等の部分は不要な場合は、必要な行の行番号を()に指定すれば良いのです。
また、sa_server_option システム・プロシージャを使用すればクライアントよりDBISQLにて同プロシジャを Call することでデータベース・サーバを再起動せずにデータベース・サーバのコマンド・ラインの一部を変更できます。
これを利用してクライアントよりデータベース・サーバのコマンド・ラインの一部を変更し、任意のファイルにサーバ・メッセージを出力する事ができます。

 (例)
  a. CALL sa_server_option(‘request_level_logging’, ‘all’);
  b. CALL sa_server_option(‘request_level_log_file’, ‘c:\temp\z.log’)

この例では、a. で データベース・サーバ・スイッチ “-zr all” を使用するように変更し、b. で出力されるメッセージ(サーバ・ログ)を c:tempz.log に出力するように変更します。