TECHNOLOGY

Tips !(使用上のテクニック)

対象バージョン : Adaptive Server Anywhere 8.0.2以降
対象OS : Windows 95/98/ME/NT/2000/XP

ST0308037

設定ファイルの内容を隠したい

Tips !

一部のユーティリティでは、コマンド・ライン・オプションを保存するために設定ファイル (コマンド・ファイルとも呼ばれる) が使用されます。これらのオプションにパスワードを含めることができます。File Hiding ユーティリティを使用し、簡単な暗号化を設定ファイルに追加して、ファイルの内容を難読化できます。元のファイルは変更されません。 

設定ファイルを使用するユーティリティは次のとおりです。

dbsrv8
dbmlsrv8
dbmlsync
dbltm
dbremote
ssremote
ssqueue

構文 
dbfhide original-configuration-file encrypted-configuration-file 

 
パーソナル・データベース・サーバとサンプル・データベースを開始する設定ファイルを作成します。また、キャッシュを 10 MB に設定し、パーソナル・サーバのこのインスタンスの名前を Elora にします。次のように設定ファイルを作成します。 

# Configuration file for server Elora
-n Elora
-c 10M
pathasademo.db(先頭に # がある行はコメントとして処理されます。) 

ファイルの名前は sample.txt とします。この設定ファイルを使用してデータベースを開始する場合は、コマンド・ラインで次のように指定します。

dbeng8 @sample.txtここで、簡単な暗号化を設定に追加します。

dbfhide sample.txt encrypted_sample.txtencrypted_sample.txt ファイルを使用してデータベースを開始します。

dbsrv8 @encrypted_sample.txt暗号化の詳細については、安全なデータの管理を参照してください。設定ファイルの使用方法の詳細については、設定ファイルの使用を参照してください。