TECHNOLOGY
Tips !(使用上のテクニック)
対象バージョン : SQL Anywhere すべて
対象OS : 全て
ST0905070
Mobile Link同期クライアントは、複数の接続を使用する
Tips !
Mobile Link同期クライアントは、リモート・データベースに対して、2~4の接続を使用します。
接続の内訳としては、以下のようになります。
①同期処理用(必須) : 2接続
②エラー・イベントフック処理用(オプション) : 1接続
③Dbmlsync API用(オプション) : 1接続
①の接続は同期の為に必ず必要となる接続であり、常に2接続を必要とします。 |
②の接続は、同期中にエラーが発生し、以下のエラー・イベントフック・プロシージャが呼び出された時だけ使用されます。 ・sp_hook_dbmlsync_all_error ・sp_hook_dbmlsync_communication_error ・sp_hook_dbmlsync_download_com_error ・sp_hook_dbmlsync_download_fatal_sql_error ・sp_hook_dbmlsync_download_log_ri_violation ・sp_hook_dbmlsync_misc_error ・sp_hook_dbmlsync_sql_error |
③の接続はDbmlsync APIを呼び出した際にユーザ認証の為に使用されます。 |
上記のようにMobile Link同期クライアントの使用時には複数の接続が必要ですので、、リモート・データベースにパーソナル・サーバ(最大同時接続が10)をご使用の際はユーザ・アプリケーションなどからの同時接続数が6~8以下となるよう設計を行ってください。
なお、データベースの”イベント”も1つの接続としてカウントされますので、ご注意ください。
(この”イベント”とは、同期イベントではなく、データベース内で実行される「スケジュールとイベントの使用によるタスクの自動化」を示します。)