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その他のコンポーネント
SQL Anywhereのパッケージには、DBサーバーのSQL Anywhereなどの主要コンポーネントに加え、データベースの管理や設計を容易に行うためのさまざまなツールを用意しています。
SQL Central
データベースサーバ、データベースおよびそれらに含まれるオブジェクトを管理するためのグラフィカルツールです。
設計 (DB設計、管理)、デバッグ(プロシジャやトリガ、イベントハンドラのデバッグ)、アプリケーション・プロファイリング(パフォーマンス分析)を行う3つのモードがあります。
アプリケーション・プロファイリングは、プロファイリング実行中のプロシジャ・関数、イベント、トリガの呼び出し回数と実行回数等を表示。また、それらの各行に対する実行速度等の細分化表示等を行う機能です。
また、DB内・DB間でのオブジェクトのコピー(テーブルなどをコピー(CTRL+C)してテキストエディタ等ペーストするとcreate table文としてペーストされる)などのオブジェクトのコピー機能も装備しています。
データベーススキーマの比較機能(スキーマ差分生成機能)
継続開発の際に、データベースのスキーマが変更される場合があります。SQL Centralには、スキーマの比較機能があり、2つのDBの間でスキーマを分析・比較し、違いを出力することができます。
- この「違い」を合致させるためのDDLスクリプトを生成することが可能です。
- 違うならAlter文、存在しないならCreate文、消えたならDelete文…
- アプリのバージョンアップでスキーマ変更がかかる場合に、変更するための文を生成できます。
データベース移行機能
他社のDBのテーブル・インデックス・データをSQL Anywhereデータベースへ移行する機能がSQL Centralには含まれています。
テーブル内の各カラムは、SQL Anywhereへ互換性のある型で移行されます。インデックス・外部キー、データも移行が可能です。
Interactive SQL
Interactive SQL は、SQL Anywhere (および Ultra Light)データベースに対してSQL文の実行、スクリプトのビルド、データベースのデータ表示などを実行できます。
以下の機能があります
- SQL文の実行
- データのインポート/エクスポート
- インデックスコンサルタント
- クエリエディタ
- プランビューア
- イメージデータ/空間データの表示
SQLの実行・結果表示や、実行したクエリのアクセスプランをグラフィカルに表示するクエリプラン表示、実行したクエリでの推奨インデックスを提案するインデックスコンサルタント、CSVファイルなどのテーブルへのインポートや、データから新規にデータに合ったテーブルを作るということもできる簡易データインポート・エクスポート機能、バッチジョブ内で使用する時に便利なコマンドラインモードも搭載しているコマンドラインモードなどがあります。
SQLチューニングツール インデックスコンサルタント
指定したSQL、もしくは実行中のDBのアクティビティをプロファイリングした内容から「このインデックスがあれば処理が高速化できる」と判断したものを提案する機能です。
SQL Anywhere プロファイラ
SQL Anywhereプロファイラは、データベースで発生するアクティビティをリアルタイムに記録する開発及び診断ツールです。また、パフォーマンスの問題に関する情報を分析します。
プロファイリングを開始すると下記の情報を収集します。
- デッドロックおよびブロックされた接続
- 実行に時間のかかるクエリ、コストのかかるクエリ、頻繁に実行される文
- トリガ、イベント、ネストされたストアドプロシージャコールなどのコストの高い隠れたプロシージャ
- プロシージャ本文内の、問題の可能性がある文
- データベース・サーバーマシンのリソース状況
プロファイリングの開始と終了(概略)
SQL Centralのツール→SQL Anywhereからプロファイラを開き、DBに接続します
プロファイリングウィザードが起動しますので、設定してプロファイリングを開始します。
この状態でプロフィリング対象のアプリケーションを動作させます。
ウィザードで設定したファイルにプロファイリング内容が蓄積されます。
切断してプロファイリング完了です。
? プロファイリング結果
ここからインデックスコンサルタントを呼び出すことも可能です。
プロファイリングした全体の内容に対して提案させることも可能です。
SQL Anywhere モニター
データベース監視ツール
24時間365日SQL Anywhereサーバーや Mobile Link サーバー等の状態を管理します。モニターDBに情報を収集、ネットワーク内の複数のDBの遠隔集中監視も可能です。