SQL Anywhere Mobile Linkの推奨 ODBC ドライバ
Mobile Link サーバは、ODBC 3.5 規格を使用して複数のタイプの統合データベースに接続します。サポートされている一部の統合データベース・タイプでは、専用の iAnywhere Solutions ODBC ドライバを使用する必要があります。その他の統合データベース・タイプについては、データベース・ベンダが供給するドライバの使用をおすすめします。iAnywhere Solutions ODBC ドライバおよび Mobile Link サーバは、SQL Anywhere 製品に付属しています。iAnywhere Solutions に ODBC ドライバが用意されていない場合は、別のベンダが提供する ODBC ドライバを使用してください。他のベンダの ODBC ドライバでは、Mobile Link サーバに必要なオプションの ODBC 機能が一部サポートされない場合があります。
一部の ODBC ドライバは、ドライバの問い合わせでは検出できない動作を備えています。これらのドライバについては、弊社がドライバのテストを行って、実行可能な対処法を判断します。また、ドライバに必要な一連の対処法を特定した後には、そのバージョンのドライバを認識できるように Mobile Link サーバを更新します。更新の結果、Mobile Link サーバは、ドライバに必要な一連の対処法を自動的に適用するようになります。
一部の ODBC ドライバについては、すべての問題に対して実行可能な対処法を策定できません。これらのケースでは、欠けているドライバ機能が同期化に必要なければ、引き続きドライバを使用できます。
テストを容易化し、認識されないドライバへの対処法を Mobile Link が適用できるように、この対処法は、マニュアルに記載されていない -hw コマンドライン・スイッチで設定できるようになっています。対処法をむやみに使用するとデータの破損やソフトウェアのエラーにつながる可能性があるため 、このスイッチと関連の対処法はマニュアルに記載されていません。
対処法の特定後は、関連する隠れた対処法スイッチを新バージョンの Mobile Link に自動的に適用させることができます。したがって、隠れた対処法を直接使用した場合、新しいバージョンの Mobile Link サーバではそれらの対処法が不要になる可能性があります。新しい Mobile Link で隠しスイッチを引き続き使用すると、問題が発生したり、パフォーマンスが低下する可能性があります。
ドライバのテスト
弊社では、Mobile Link での ODBC ドライバのテストとして 2 つのタイプを使用します。
最初のタイプのテストは、同期化機能を働かせる包括的な回帰テストです。いくつかの特定の回帰テストに失敗しても、失敗した機能に同期化が依存していないかぎり、そのドライバは引き続き適切である可能性があります。たとえば、失敗した唯一の回帰テストが LONG BINARY データの同期化を対象としている場合は、Mobile Link を使用して LONG BINARY データを同期化していなければ、そのドライバは引き続き適切である可能性があります。
2 番目のタイプのテストは高負荷テストであり、マルチプロセッサ・コンピュータで実行されている Mobile Link サーバと同時に同期している多数のクライアントを含みます。他のベンダのドライバの中には、複数の同時接続で失敗したり、複数のプロセッサの動作中に高負荷の状況下で失敗するものがあることがわかっています。
推奨ドライバ
以下のページには、Mobile Link サーバ のバージョンごとの推奨 ODBC ドライバを記載しています。
Mobile Linkの古いバージョンで問題が発生した場合、新しいバージョンにアップグレードする事をご検討下さい。 古いバージョンはサポートが終了している場合があります。 詳細につきましては下記をご参照下さい。
http://www.sqlanywhere.jp/developers/eol
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